電子車検証に
ついて

国土交通省では、自動車ユーザーや自動車関係の事業者の皆様のさらなる利便性向上のため、自動車登録手続きのデジタル化に取り組んでいます。
現在、車検証の交付を受けるためには運輸支局等への出頭が必要ですが、車検証を電子化し、整備事業者等の事業所等において車検証の有効期間を更新する仕組みを新たに導入することで、車検時の運輸支局等への出頭を不要とする制度とシステムを導入します。

従来の車検証の場合:出頭必要(運輸支局へ受け取り)、電子車検証の場合:出頭不要(オンラインで更新)

電子車検証の仕様

①サイズ

従来の車検証がA4サイズに対し、電子車検証はA6サイズ相当の厚紙にICタグを貼付したものになります。

②記載情報の変更

電子車検証では、変更登録等による記載事項の変更を伴わない基礎的情報(A)のみの記載となります。その他の車検証情報はICタグ(B)に格納されます。ICタグに格納された情報は、汎用のICカードリーダや読み取り機能付きスマートフォンで参照可能です。
二次元コード(C)は券面に印字しますが、従来二次元コードから取得可能であった情報のうち、「自動車検査証の有効期間」のみ確認することはできません。
※車検証閲覧アプリの読み込みに二次元コードを使うことは出来ません。(ICタグを読み取る必要があります。)

電子車検証 記載情報 イメージ図

③券面記載情報・ICタグ格納情報

<券面記載事項>

自動車登録番号/車両番号
車台番号
交付年月日
使用者の氏名又は名称
車名・型式
型式
自動車の種別
長さ/幅/高さ
車体の形状
原動機の型式
燃料の種類
総排気量又は定格出力
自家用・事業用の別
用途
乗車定員/最大積載量
車両重量/車両総重量
軸重(前前・前後・後前・後後)
初度登録年月/初度検査年月
車両識別符号(車両ID)
※車両ごとに不変の番号として電子化に伴い付与

<券面非表示事項(ICタグのみ)>

現行の車検証情報はICタグに全て記録
汎用のICカードリーダで読み取り可能(読み取り機能付きスマートフォンにも対応)

自動車検査証の有効期間
所有者の氏名・住所
帳票タイプ
使用者の住所
使用の本拠の位置
券面記載事項
自動車登録番号/車両番号
車台番号
交付年月日
使用者の氏名又は名称
車名・型式
型式
自動車の種別
長さ/幅/高さ
車体の形状
原動機の型式
燃料の種類
総排気量又は定格出力
自家用・事業用の別
用途
乗車定員/最大積載量
車両重量/車両総重量
軸重(前前・前後・後前・後後)
初度登録年月/初度検査年月
車両識別符号(車両ID)
※車両ごとに不変の番号として電子化に伴い付与
券面非表示事項(ICタグのみ)

現行の車検証情報はICタグに全て記録
汎用のICカードリーダで読み取り可能(読み取り機能付きスマートフォンにも対応)

自動車検査証の有効期間
所有者の氏名・住所
使用者の住所
使用の本拠の位置
帳票タイプ

備考欄情報(券面表示・券面非表示)については下記「備考欄情報(PDF)」を参照してください。

二次元コードに記載されている内容については下記「二次元コード記載項目一覧(PDF)」を参照してください。

車検証情報の確認方法

ICタグに格納された車検証情報は「車検証閲覧アプリ」から確認することができます。

※電子車検証及び車検証閲覧アプリが普及するまでのしばらくの間は、電子車検証発行時や更新時にICタグの内容も含めたすべての車検証情報が記載された「自動車検査証記録事項」を発行します。
「自動車検査証記録事項」は、車検証のように車両運行時に自動車に備え付ける義務はありませんが、電子車検証のICタグに記録され、券面で確認できない事項を容易に確認できるよう、電子車検証の交付時に補助的にお渡ししているものです。
ICタグに記録された情報はスマホ等で「車検証閲覧アプリ」を使って確認することができますが、スマホの操作に不慣れな方などは、電子車検証の券面で確認できない事項を容易に確認できる書面となりますので、事業者の方は電子車検証とあわせて「自動車検査証記録事項」を必ずお客様にお渡しください。


ICタグ空き領域
の利活用について

電子車検証に搭載されるICタグには車検証情報の記録領域とは別に、アプリケーションの搭載が可能な記録領域を設けております。空き領域の具体的な利活用方法については今後検討を行ってまいります。

よくあるご質問

よくあるご質問はこちらを参照してください。